IT企業経営者紹介がここのところ滞っていたので、久々に紹介。
「Leおじさん」
社員はもちろん、オフィス周辺の住民までもが親しみ、かつ尊敬の念をもちながら、彼のことを「Leおじさん」と呼ぶ。
Le社長は、ホーチミンでは非常に有名な起業家で、6名で設立した現会社を600名に拡大するなど、IT業界においても一目を置かれている存在。
人柄がよく、社員はもとより他のエンジニアにもファンが多いことで、CNNなどさまざまなメディアにも取り上げられている。
私たちもLeさんが日本に来たときや、ホーチミン市で会うときも、非常にフランクで、こちらも「Leおじさん」と、つい呼んでしまいそうだ。
それと、ミーティングにおいても、食事をしてても、何をしてても「よく笑う」。いつも笑顔が絶えず、周囲を和やかな気持ちにさせる一種オーラのようなものを持っている。終始、笑い声が耐えない。
そんなLeさん、経歴も面白い。現会社を設立するまで、ベトナムには住んでいなかった。つまり第2世代の越僑なのだ。
オーストラリアで幼少期を過ごし大学進学。博士(ph.d)でもある。日本にも3年ほどビジネスで来日しており、彼いわく「日本にいるころは日本語が話せたけど、今は全くだめ」。
しかし来日した際、指定の待ち合わせ場所まで、スイカとパスネットを活用して電車で来るところは、住んだことがある証拠。
日本でも非常に活動的である。
こんなLeさん、現在ホーチミン市にIT人材教育の大学を設立予定しており、2008年より開校予定。
「会社のためでなく、エンジニアになりたい人を応援したいため」と、屈託のない正直な言葉を交わすところは、私たちも見習いたい。