ベトナムではここ10数年、国内の自動車産業育成のため、中古車の輸入を禁止していた。ただ、付加価値税などが高く、トヨタのカローラクラスでも300-400万円もするため、一部の富裕層、もしくは政府系の公用車としてしか活用されていない。そのため、国内での新車登録台数が年々減少しているため、5月に中古車の輸入が解禁された。
 中古車輸入解禁の話は3月頃から、知人のベトナム人経営者や役人からも聞いていて、彼らも一儲けしようとしていた。
 しかしながらふたを開けてみると、税率や関税が以前高く、また日本車は人気が高いものの、左ハンドルしかだめということで、商売にはならないと、儲けを企んでいた知人には残念な話をした。
 そしたら、「中古車輸入税を見直す」との報道。
「Lao Dong」紙(2006年5月10日)によると、
「5月1日に中古自動車の輸入が解禁されてから約10日経過したが、輸入手続きをする業者はまだ現れていない。業者の多くは、輸入しない唯一の理由は輸入中古車に課せられる各種税金が高過ぎることだと口をそろえて指摘している。中古車輸入によって自動車市場の競争を活性化し、国内の自動車メーカーの価格引き下げにつなげようとした目標は、このままでは達成できそうにない。財政省のある幹部はLao Dong紙に対し、輸入税を見直す可能性について示唆した」という。
 しかし既にこの報道が出て以来、未だアクションが無い。
やはりベトナム特有の「ポーズ」でしかないのだろう。
 これは、やはり利権がらみで、中古車を輸入されると困るベトナム共産党の方々が多くいるのが原因ではないかと思うところだ。
 既にある商売っ気のある知人は、中古車の輸入をあきらめたようで、
「うまい商売はそんなに多くは無いよ」と残念がっている。