私は以前、リクルートのアントレに在籍していた時、「アントレ ビジネスプランコンテスト」の企画運営に携わり、起業家とエンジェルや企業とのマッチングをしたことがあった。
 今は立場がことなり、どちらかというと「起業家」サイドのものとなったわけで、色々とビジネスプランコンテストや、マッチングイベントなどの募集要項をみつけると、詳細を調べて「あわよくば応募してみようかなぁ」などと考えたりしているのである。
 やはり今考えている事業を軌道に乗せ、社会性を持たせるためには「人、モノ、金」が必要である。
そんな際、ベトナムでも何やらビジネスマッチングのような仕掛けが開催されているとの情報を得た。
 Lao Dong紙(10月20日)によると、
「10月22日ホーチミン市で、ベトナムアイデア書籍センターとホーチミン市科学技術情報センターは、“ベトナムアイデア”取引所を始動する。アイデアを求める企業と発案者が直接取引するもので、アイデア次第で5,000万?1億ドン(約3,125?6,250ドル)の値がつく可能性もある。」
とある。アイデア自体を売買するような内容だ。
具体的な内容については、こう書かれている。
「初回取引に参加するのは企業100社、発案者50名。発案者が自身のアイデアを5?7分で説明した後、競売を開催。発案者に対し質問等を行い、競売が成立すればアイデア実現に対する補助や購入、または落札企業による実現が可能になる。」
とのこと。
私個人としては、アイデアを売買するということ自体が、非常にびっくりだ。
日ごろのサービスにも見られるのだが、実体の無いものに対して支払うという概念自体が、あまり醸成されていないベトナムで、このイベントは画期的である。
個人的にはアイデアというよりは、人材発掘の手段として充分機能するのではないかと思う。
なお、肝心の知的財産権についてであるが、
「初回は著作権局の代表もコンサルタント役として参加する。知的財産権保護のため、発表されたアイデアは売買双方で別に取り決める場合を除き、すべて保護登録する。」
らしい。
WTO加盟が決定したこともあり、この著作権保護策が機能することを祈る。
個人的に非常に興味があるので、このイベントには是非参加してみたいと思う。