ここ1-2年で、エネルギー関連企業や重工業関連企業の進出のお手伝いをする機会が増えているのであるが、

ベトナム政府も国内の景気浮揚、および対中国政策の一環として、南シナ海沿岸への投資促進を活発化させている。
 
その政策の一つとして、沿海経済区15カ所の中で、特に5つの沿海経済区を優遇する事を打ち出した。
 
○クアンナム省チューライ開放経済区およびクアンガイ省ズンクアット経済区
○ハイフォン市ディンブーカットハイ経済区
○タインホア省ギーソン経済区
○ハティン省ブンアン経済区
○キエンザン省フーコック島経済区およびナムアントイ諸島経済区
 
特に注目すべき沿海経済区として、ズンクアット経済区があげられる。
ペトロベトナムが1980年代に、旧ソ連時代のロシアと石油精製を中心とした化学コンビナート建造計画を立案していたが、その後ソ連崩壊とともに計画が進まずいたところに、欧米エネルギー関連企業の進出が進み、最近ではJFEスチール等の鉄鋼関連企業等の大型投資が進んでいる。
 
計画投資省は今後、関連省庁および各地方自治体と連携し、国家予算をこれらの沿海経済区の技術インフラ整備向けに配分していく予定で、特に機械、石油化学、火力発電などの大型案件の誘致をさらに進めていく計画である。
なお、計画が不十分で、非効率的な投資を繰り返している経済区も存在していることも背景にあり、こうした問題に対応するため、高評価を得たこれらの5グループの沿海経済区に投資を集中させるようである。
 
今後も目が離せないエリアである。